【旅日記:2014年10月3日(金)】
柏市 → 青森県八戸市 → 柏市
JR東日本の大人の休日倶楽部パスで今年は八戸へ行くと、去年から計画していた。
1万7千円でJR東日本エリア内4日間乗り放題、新幹線を含む特急電車の自由席にも乗れる超お得な切符。
6回まで指定席も取れるので、全席指定の東京~青森間新幹線「はやぶさ」にも乗ることができる。
早い時間の「はやぶさ」に乗りたかったが、いろいろあって前日に指定席を取りに行ったら、始発とその次の青森行は満席で、3番目の8時46分しか取れなかった。
今日は有休。
普段の出勤と同じ時間に家を出て、7時35分に柏駅に着いた。
いつも定期で通過する改札を、今日は切符で通り抜けることに気を取られ、ホームに下りてから改札前の写真を撮り忘れたことに気が付いた。
戻って撮ろうかと一瞬考えたが、電車が来るとのアナウンスがあったので戻らず乗ることにした。
乗った電車は、7時37分に発車。 定刻ならば、こんな時間に発車することはないと思ったとおり、上野に着くまでの間に度々5分遅れで走っているとのアナウンスがあった。 取手駅での信号機確認でダイヤが乱れていると言い訳している。 上野到着、8時8分。 常磐線用の11番・12番線から新幹線乗換え改札口へ移動。 1階の改札口を抜けて、地下4階の新幹線ホームへ。 乗換え時間はたっぷり。 何本かの新幹線を見送り、8時46分発はやぶさ7号青森行に乗車。 上野駅を定刻に発車。
天気は上々。
5号車2番C席。
指定席を取りに行った既に残り席わずかという状況で、通路側の席しかなかった。
風景を見ることが出来ず、仕方なしに、備え付けのJR東日本発行雑誌「トランヴェール」を読む。
相変わらず、つまらない。
ほとんど斜め読み。
一番面白いページは、最後の路線地図。
9時6分に大宮駅を発車して5分程過ぎた頃に読み終えた。
10時15分、仙台に停車。
降りる人が多かったが、乗って来る人も多く、差し引きは満席から数席の空きが出来た程度。
仙台は曇っていた。
北に行くほど低い雲が垂れこめて来る。
窓側座席越しに車窓を見ると、低い雲がどんどん後ろに流れていた。
ものすごいスピードで走っているように感じる。
盛岡到着は、10時55分。
確か仙台・盛岡間は約200kmのはず。
この間を40分で走るということは、単純計算で時速300kmということになる。
盛岡駅では降りる人のほうが多い。 はやぶさと連結して先頭を走って来た「こまち」の切り離し作業があり、ここで4分停車。 盛岡以北の東北新幹線は初体験の路線。 11時26分、八戸13番ホームに到着。 出口改札の駅員さんにバス停がある出口はどっちか尋ね、指示された東口へ出た。
11時45分、ラピア行のバスが1番のりばに来た。
駅前始発ではなさそうだ。
乗った時に引いた整理券の番号が2番だった。
11時50分、定刻で八戸駅前を発車。
途中の停留所で、律儀に時間調整の停車があった。
余裕のダイヤを組んでいるのだろう。
12時6分、根城バス停に着いた。
根城訪問のレポートはこちらをご覧ください。 八戸市博物館を出た時はくもり空になっていた。 13時32分、八戸駅方面の根城バス停に到着。 次のバスは、13時43分だった。
13時44分に八戸駅前行の市営バスが来た。
帰りは時間調整の停車はなく、14時1分に八戸駅前に着いた。
バスから降りると、土産物売場が見えた。 その入口に行くと、「八戸地域地場産業振興センター」と書いてあった。 14時18分までここで買い物。
帰りの新幹線は、15時41分発の指定席を取っている。
希望はこれより1本早い電車に乗りたかったのだが、昨日すでに満席で指定席を取れなかった。
今日になって空席があるとも思えず、端から1本前に変更する気はない。
時間潰し、まずは昼ごはんを食べる所探し。 東口にめぼしい所はなく、西口へ行ってみた。 西口は、もっと何もなかった。 あるのはタクシー乗場だけ。 結局、駅内の立ち食いそば屋で中華そばを食べた。 遅めの昼食を済ませたらやることもなくなり、新幹線改札を抜けて、12番ホームへ降りた。 直後、一つ前の15時6分発はやぶさ24号東京行がホームに滑り込んで来た。 これを見送って、ホームのベンチで次の新幹線を待った。
はやぶさ76号は定刻に八戸を発車。
3号車10番A席。
帰りは窓際の席が取れた。
日が暮れるまで景色を楽しもうと思ったが、盛岡まではトンネルが多いし、たまに走る人里では半透明の防音壁があってろくに景色が見えない。
16時10分、盛岡に停車。 雨上がりらしく、停車中に見えた街の路面が濡れていた。 秋田からのこまち連結待ちで5分停車して、16時15分に発車。 16時30分に水沢江刺を通過した頃は、空一面雲に覆われ青い空が全く見えなくなった。 盛岡を出た時から、山の方に雲がかかっていた。 この辺りはトンネルが多い所で、その山間部を走っているのだろう。 16時40分にくりこま高原を通過すると、また日差しが戻って来た。 この頃から時々居眠りを始める。 16時54分、仙台駅停車。 仙台駅を発車した時には市内を走っているほとんどの車がヘッドライトを点灯していた。
徐々に暗くなり、17時24分に郡山駅を通過する頃には街灯や建物の明かりが際立つようになった。
景色が見えなくなると、本格的な眠りに落ちた。
大宮停車を知らせるアナウンスで目を覚ました。
18時5分、大宮停車。
18時26分、上野停車。
普段はここで降りるのだが、今日は神田で用事があるため東京駅まで乗る。
18時31分、東京駅23番線に到着。
大急ぎで、3番・4番ホームへ移動して、入線していた山手線の電車に飛び乗った。 18時37分に発車して、18時39分に神田に着いた。
20時過ぎに用事が済み、20時18分、神田駅で山手線内回りに乗った。
20時24分、上野に到着。
特急自由席に乗れる切符なので、フレッシュひたちに乗ってみたかった。
これから乗れる電車で一番早く柏に着くのが、丁度、20時30分発のフレッシュひたち63号で、これに飛び乗った。
自由席は満席で、デッキに立つ。
前に立っている40前後の男性が、つまみなしで缶ハイボールを飲んでいた。
特急料金を払って、つまみを買えなかったのだろうか・・・。
貧乏くさい飲み方でみっともないが、常磐線らしいともいえる。
20年ほど前は、取手以北に行く夜の常磐線電車では必ずビールやワンカップを飲んでいる乗客がいたものだ。
最近ほとんど見かけなくなった絶滅危惧種の生存確認と好意的に考え、酒臭いのを我慢した。
途中ノンストップで、20時49分に柏に着いた。 普通列車より10分短い乗車時間。 10分位の差ならば、やっぱり、大人の休日倶楽部パスでなければ乗らない。 |