【2011年8月18日 山形城訪問レポート】
駐車場の公園案内板
駐車場の公園案内板

 10時9分、山形城跡内の霞城公園駐車場に到着。 城跡入口から駐車場までは、ほぼ一本道で迷わず着いた。
 駐車場の片隅に公園案内図があり、城内も迷わずに歩けそう。 最初に立ち寄ったのは、二の丸東大手門。 山形県の出身者ながら、県のはずれで生まれ育ったので山形市にこのような立派な城門があることを今日まで知らなかった。 城門内側の広場に最上義光像がある。 馬に乗った姿は、仙台城の伊達政宗像をパクったんじゃないかと勘ぐられることは覚悟のうえという開き直り感がただよっているが、後ろ足立ちの曲芸的な馬の姿はすごいと思う。

二の丸東大手門   最上義光像
二の丸東大手門   最上義光像
 公園のさらに奥に進むと、ここは長崎かと錯覚しそうな洋風の館がある。
山形市郷土館
山形市郷土館
 山形市郷土館だった。 元は済生館という病院の建物で、別の場所から昭和44年に移築したそうだ。 ここの受付に百名城のスタンプが置いてある。 事務室のおねえさんにスタンプが何処にあるのか聞いたら手渡してくれた。 自分の机の上に保管していて、押したいと意思表示しなければ出してくれないようだ。
山形市郷土館の中庭
山形市郷土館の中庭
 スタンプを押した後、おねえさんに返したら「館内を見学しますか?」と聞かれた。 スタンプを押しただけで帰る人が多いことがうかがえる。 しかし、そう尋ねられたら帰りにくくなり見学することにした。 無料だし、時間さえ許せば是非見た方が良いと、見学して思った。
 済生館は初代山形県令の三島通庸の命で建てられた県立病院だった。 地元にこんな歴史があったなんで、これまた始めて知った。 館内には昔の医療器具や医学資料が展示されていた。 展示資料のみならず、建物の造り自体も見て楽しい。
本丸への橋   本丸復元予定地
本丸への橋   本丸復元予定地
 城跡の中央部に空掘りで隔てられた本丸跡がある。 本丸跡へ渡る橋は復元したようだが、本丸跡は雑草が生い茂る荒地になっていた。 本丸復元の計画はあるようだが、いつ実現するといったスケジュールは見当たらなかった。 地元の城跡であり、復元されたらいいなと素直に思う。
二の丸東大手門外側   東大手門そばの濠とJR奥羽線
二の丸東大手門外側   東大手門そばの濠とJR奥羽線
最上義光歴史館
最上義光歴史館
 本丸跡から二の丸東大手門外側の見学に向かった。 二の丸東大手門の外側には橋がかかっていて濠とJR奥羽線の線路を跨いでいる。
 橋を渡った先には、美術館と最上義光歴史館がある。 最上義光歴史館は、前に池、横に滝があり、この季節とても涼しげに見える。 郷土館の見学に予定外の時間を費やしたので、最上義光歴史館の見学は見送り二の丸東大手門にすぐに戻った。
公開されている二の丸東大手門内部を通り抜けて駐車場に戻った。
 田舎の県庁所在地とあなどっていたが、来てみて、文化的な場所があることに気付き感心した。