公園のさらに奥に進むと、ここは長崎かと錯覚しそうな洋風の館がある。
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山形市郷土館 |
山形市郷土館だった。
元は済生館という病院の建物で、別の場所から昭和44年に移築したそうだ。
ここの受付に百名城のスタンプが置いてある。
事務室のおねえさんにスタンプが何処にあるのか聞いたら手渡してくれた。
自分の机の上に保管していて、押したいと意思表示しなければ出してくれないようだ。
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山形市郷土館の中庭 |
スタンプを押した後、おねえさんに返したら「館内を見学しますか?」と聞かれた。
スタンプを押しただけで帰る人が多いことがうかがえる。
しかし、そう尋ねられたら帰りにくくなり見学することにした。
無料だし、時間さえ許せば是非見た方が良いと、見学して思った。
済生館は初代山形県令の三島通庸の命で建てられた県立病院だった。
地元にこんな歴史があったなんで、これまた始めて知った。
館内には昔の医療器具や医学資料が展示されていた。
展示資料のみならず、建物の造り自体も見て楽しい。
城跡の中央部に空掘りで隔てられた本丸跡がある。
本丸跡へ渡る橋は復元したようだが、本丸跡は雑草が生い茂る荒地になっていた。
本丸復元の計画はあるようだが、いつ実現するといったスケジュールは見当たらなかった。
地元の城跡であり、復元されたらいいなと素直に思う。