【2013年8月24日 山中城訪問レポート】
山中城跡案内所・売店
山中城跡案内所・売店
 降りたバス停は、スタンプがある山中城売店の向かい。 道路を横断して、売店に向かう。 まだ開店前だったが、スタンプが店の前に「持って行かないでください」の貼り紙付きで置いてあった。 9時46分、スタンプゲット。
山中城跡駐車場
山中城跡駐車場
 今日は、事前に見た山中城パンフレット書いてあった周遊コースに従って廻ると決めていた。 スタート地点の駐車場へまず移動。 バスが停留所に着く直前に駐車場が見えたので、来た道を少し戻った(下った)。 駐車場のそばに帰りのバス停があり、まずそこで帰りのバス時刻をチェック。 1時間に1本か2本しかない。
 9時54分、駐車場をスタート。 100台以上は停められるであろう広い駐車場だけれど、1台しか停まっていない。 駐車場を横切り、9時56分、北条橋に到着。 橋を渡り、階段を昇ると、石畳の箱根旧街道に出る。
北条橋   箱根旧街道石畳
北条橋   箱根旧街道石畳
 左折して石畳の道を昇る方向に進み、10時2分売店に戻る。 売店横の案内地図で、これから廻るコースを再確認して、岱崎出丸に向かう。 10時9分、御馬場跡に到着。 その先のすり鉢曲輪跡に着いたのは10時13分。
御馬場跡   すり鉢曲輪跡
御馬場跡   すり鉢曲輪跡
 すり鉢曲輪の手前に見晴らし台がある。 あいにくの天気で、見晴らしと言える風景ではないが、三島市街を一望できる。 時々、遠くの雷鳴のような音が聞こえる。 三島市街右側方向に見える厚い雲をかぶった山のほうで鳴っているようだ。 ここの天気が崩れる前に廻ってしまおうと足早になる。 昨日の雨は広範囲に降ったらしく、足早に歩いていたら、芝生が薄い濡れた斜面で滑って尻もちをついてしまった。 ズボンの尻ポケットのあたりが泥で汚れてしまったが、ポロシャツの裾で隠れるあたりで助かった。 小さな失敗は、気を引き締めろとの啓示とありがたく受け入れよう。
 すり鉢曲輪で折り返して、再び売店に戻り、今度は道路を渡って三の丸へ向かう。 山中城跡散策のお薦めルートを作成するくらい集客に力をいれているので、城跡の整備も徹底している。 実際、岱崎出丸に入った瞬間、ここはゴルフ場かときれいな芝に驚かされた。 適宜、現在地が記入してある案内地図が設置されていて、広い城跡内も迷わず歩ける。
すり鉢曲輪手前の見晴らし台の眺め   三の丸堀手前の案内地図
すり鉢曲輪手前の見晴らし台の眺め   三の丸堀手前の案内地図
 10時20分、三の丸堀から道路西側の城跡散策開始。 10時23分、田尻の池を通過。
三の丸堀   田尻の池
三の丸堀   田尻の池
 田尻の池の先は、急な上り坂になっていた。 10時26分、二の丸虎口に到着。 ちょっと息が切れている。 虎口に向かい右側が二の丸跡。 ここの芝はフェアウェイには長くラフには短い感じ・・・。 しかし、樹木のカットは完璧。
二の丸虎口   二の丸跡
二の丸虎口   二の丸跡
 二の丸の写真を撮影してから虎口に戻り、その先の二の丸橋を渡った。 二の丸橋は、元西櫓跡に通じる。 元西櫓跡到着は10時28分。
二の丸橋   元西櫓跡
二の丸橋   元西櫓跡
 元西櫓跡からさらに上へと進み、10時32分、西の丸に到着。 ここは広い。 何処から写真を撮ろうかと4分ほど歩きまわってから、畝堀のほうに降りた。 西の丸は南・西・北方向が堀に囲まれている。 南・北側が畝堀、西側が障子堀のようだ。
西の丸跡   畝堀
西の丸跡   畝堀
 畝堀に沿って、西の丸対岸の道を昇り、10時38分、西櫓跡に着いた。 まず、西の丸と西櫓跡の間に横たわる障子堀を撮影。 その後、西櫓跡の撮影。
 畝や障子のさんのような仕切りは、斜面に堀を創る工夫だろう。 ここに水が溜まっている様子を想像してみる。 しかし、その水はどこから調達したのだろうか。 現在カラ掘なのは、水の調達が難しいからじゃないか・・・なんてことを考えた。
障子堀   西櫓跡
障子堀   西櫓跡
 西の丸・西櫓の堀の外周を通る道を、時計周りに進む。 途中、西木戸から愛鷹連邦方向を望む。 富士山眺望ポイントらしいが、今日も見えない。 今日は、雨が降っていないだけで十分ありがたい。
愛鷹連峰方向の風景   西櫓から溜池に通じる道
愛鷹連峰方向の風景   西櫓から溜池に通じる道
 外周道路を通って溜池跡に着いたのは10時47分。 溜池と言っても、全く水はなく、文字通り「跡」だ。 溜池跡から林の中の道を通って北の丸へ向かう。 北の丸手前に本丸堀の看板があった。 本丸沿いに掘られた堀だが、今では木が生えている。
溜池跡   本丸堀
溜池跡   本丸堀
 10時50分、北の丸跡に到着。 10時52分、本丸堀を跨ぐ本丸北橋を渡り、本丸には54分に着く。 散策を始めた頃の天気悪化の懸念はすっかり消え、時折晴れ間も出るようになりゆっくり歩ける。
北の丸跡   本丸北橋
北の丸跡   本丸北橋
 本丸はさほど広く感じない。 本丸跡から天守櫓跡に進む。 大きな建物は築けなさそうな狭さだが、本丸よりだいぶ高い場所で見晴らしはききそう。 ただ、今は周囲に高木が生い茂って本丸さえ見えない。
本丸跡   天守櫓跡
本丸跡   天守櫓跡
 天守櫓跡の次は、本丸横の兵糧庫跡に進む。 10時59分に到着。 兵糧と武器・弾薬を蓄える場所。 本丸に立て籠ることを考慮して、そばに食料と武器を備えておきながら、一日と持たず落城してしまった結果はあまりにも残念。
 再び本丸跡に戻り、11時5分、二の丸跡に通じる本丸西橋を渡った。
兵糧庫跡   本丸西橋
兵糧庫跡   本丸西橋
 二の丸虎口まで進み、左折。 40分程前に登って来た坂を下り、11時11分、箱井戸跡に到着。
二の丸から箱井戸へ下る坂道   箱井戸跡
二の丸から箱井戸へ下る坂道   箱井戸跡
 11時15分、宗閑寺に到着。 小田原の役の戦いで没した北条、豊臣それぞれの武将の墓が並んでいる。 戦国武将にとって戦死は仕事の結果。 納得の死、無念の死いずれだったのだろうか。 自分は悔いを残さず死ねたらいいな・・・なんてことを考えながらそれぞれの墓に手を合わせて寺を後にした。 百名城全てを制覇するまでは煩悩の塊り・・・死にたくない・・・。
宗閑寺   北条・豊臣武将の墓
宗閑寺   北条・豊臣武将の墓
 宗閑寺から案内所・売店に戻る途中の箱根旧街道には民家が立ち並んでいた。 民家の間を通って、11時20分、案内所・売店に到着。 売店に入ってみると、シャチハタの百名城スタンプが置いてあったので押してみた。 入口にぶら下げてあったゴム印の印影より濃くクッキリしている。
宗閑寺から売店に戻る途中の民家街   営業中の案内所・売店
宗閑寺から売店に戻る途中の民家街   営業中の案内所・売店
 パンフレットコーナーに置いてある山中城跡ガイドを記念にもらい、売店を出た。 少し売店前で休憩して、山中城訪問を終えて11時30分にバス停に向かって歩き出す。