【2015年7月24日 伊賀上野城訪問レポート】
上野公園観光案内所
上野公園観光案内所
 12時38分、上野公園入口に到着。 観光案内所があった。
上野公園というと、東京のそれが真っ先に思い浮かぶのでどうもピンとこない。
 奥に進むと公園内の地図があった。 今ある施設ばかりが書いてあり、本丸がどこか櫓や曲輪がどこにあったとかといったことがまるでわからない。 忍者人気につられた外国人観光客ばかりが目に着き、お城を楽しみに来る雰囲気ではない。
 12時42分、芭蕉翁記念館前に到着。 中を見る気にはなれなかったので、スルー。 12時45分、忍者博物館前に到着。 公園内の地図には「忍者屋敷」と書いてあったのに、現地の看板は「博物館」。 いつの間にか改名したようだ。 中から中国語のはしゃいだ声が聞こえてきた。 近付く気すら失って、これまたスルー。
芭蕉翁記念館   忍者博物館
芭蕉翁記念館   忍者博物館
俳聖殿
俳聖殿
 12時47分、俳聖殿前に来た。 中は公開していないようで、近付く人もいなく、見ただけで通り過ぎるた。
 俳聖殿を後にしてからは、階段や上り坂が続き高台へ。 12時52分、天守閣がある広場に到着。 広場の端に石垣があり、そこに昇ってみる。 昇ったところには台所門(裏門)周辺という説明板があった。 食料等の貯蔵庫等がここにあったらしい。 伊賀上野城に来て、初めて興味をそそるものに出会った。 天守閣がある広場より一段高い石垣の上が貯蔵庫というのがちと不思議に思えた。 天守閣は威容を示す建物だとしたら一番高い所に建てるのでは? 生活の場がこの近くということなのか? やはり、二ノ丸がどこにあったのか知りたい。 いろいろと疑問が湧いて、5分程この場にいた。
台所門(裏門)周辺   台所門から見る天守閣
台所門(裏門)周辺   台所門から見る天守閣
天守閣
天守閣
 13時ちょうど、天守閣入場券売場窓口に到着。 JAF提携の表示はなかったが、聞けば提携しているとのこと。 会員証を提示して100円引きの400円でチケットを購入できた。
 天守閣入口にゴム印の百名城スタンプが置いてあって、スタンプゲット。 スタンプ置場に、1番から100番まで全ての百名城スタンプが展示してあった。 一つ一つ、現地に行ってスタンプを集めている身にとっては、悪趣味以外の何ものでもない。 ここで全てのスタンプを見せることに何の意味があるのだろうか。 これからスタンプ集めを始めてほしいなら、なおさら見せるべきではない。 城址という財産を持ちながら、天守閣と忍者を見せておけば良いだろうという安易さにもガッカリ。
 天守閣内部は、1階と2階が展示室、3階が展望室になっている。 13時10分、3階まで昇り詰めた。 しばらく景色をながめ、13時16分に降り始める。 13時21分、入口まで戻ってきたときにシャチハタの百名城スタンプが置いてあった。 借りて、スタンプを追加で押した。
天守閣2階   天守閣3階(最上階)
天守閣2階   天守閣3階(最上階)
天守閣からの眺望(北側)   天守閣からの眺望(東側)
天守閣からの眺望(北側)   天守閣からの眺望(東側)
天守閣からの眺望(南側)   天守閣からの眺望(西側)
天守閣からの眺望(南側)   天守閣からの眺望(西側)
 シャチハタスタンプを押して、天守閣を撤収。 13時26分、内堀に面した高石垣に到着。 地元の高校生がいて、「こんにちわ」と挨拶された。 石垣の端はロープが張ってあり、際まで行けない。 日本有数の高さと言っているが、下を見降ろせないので自慢するほどの高さなのか確認できず。 堀の反対側に行けば、見上げることができるかと思い、行ってみることにした。
 しかし、これがたいへんだった。 高校の敷地内をショートカットすることができず、高校の敷地の三辺を迂回しなければたどり着けない。 歩いている間に、高校生にまた挨拶された。 観光客に挨拶するよう教育が行き届いているようだ。 それはそれで素晴らしいけれど、遠回りしなければならないこの苦労をなんとかしてほしい。
 13時36分、堀の反対側に到着。 堀越しに見ると確かに高い。 しかし、雑草が生い茂って良く見えない。 ここまで気が回らないんだろうね。
高石垣   内堀越しの高石垣
高石垣   内堀越しの高石垣
 高校生の教育は素晴らしいけれど、百名城として見に来た人への心遣いは最低。 忍者を見に来る観光客しか眼中にない印象を受ける。 不満タラタラで伊賀上野城訪問は終わった。