【2024年4月5日 吉田郡山城訪問レポート】
 9時35分、安芸高田市吉田歴史民俗博物館に到着。 受付けに行き、百名城スタンプの在りかを訪ねた。 受付に向かって左側に置場があった。
 スタンプを押してから、受付けの人に城跡への行き方と所要時間を訪ねた。 イラスト地図を見せてくれて、本丸まで片道30分くらいの山道と教えてくれた。 往復1時間はきつい・・・昔は山道30分程度の感覚だったのに・・・50代と60代の感覚の差なのか?
 登山は回避して、博物館をじっくり見ていくことにした。 受付けの人に「入場券を下さい」と言ったら、意外そうな顔で「見ていくんですか?」と返された。
博物館入口にあった周辺立体地図
博物館入口にあった周辺立体地図
 博物館入口に吉田周辺の立体地図があった。 城跡に行かないから、せめて上空から眺めた気分を残そうと、地図の写真を撮ってよいか受付けの人に訪ねると、展示室以外は撮影可とのことだった。
 写真を撮ってから、展示室に向かう。 スロープを上った先に「第一展示室」があった。 私がチケットを買っている間にも、百名城スタンプを押しに来る人がいたけれど、展示室にはだれもいない。 「見ていくんですか?」の意味は、人はたくさん来るけれどスタンプ目当てで博物館の展示を見る人は珍しいということだったようだ。 たしかに、毛利氏勃興の地という展示だけじゃつまらない。 山奥から中国地方を制覇したものの、天下分け目の戦いでつくほうを間違えたところまでは多くの負け組大名のうちのひとつ。 毛利家のすごいところは、関ケ原以後も細々生き残り、幕末維新の人材を輩出したところ。 そこまでの偉業を展示して、そのうえで「この地から始まった」というコンセプトなら面白だろうに・・・なんてことを考えて第一展示室を後にした。
吉田郡山城模型
吉田郡山城模型
 第一展示室だから、第二もあるはずなのに見当たらない。 第一展示室で行き止まりで何もないので受付けに戻った。 受付けの正面側は資料室のようなスペースになっている。 そこに吉田城の模型があり、これも撮影。
 資料室の奥に進んだところに第二展示室の入口があった。 祭りの山車や昔の道具の展示。 吉田歴史民俗博物館は、第一展示室が「歴史」で第二展示室が「民俗」の部分なんだと変に納得。
 9時57分、博物館を出た。 博物館建物の写真を撮り忘れ、城跡入口に向けすぐに発車。 狭めのくねくね道を登り10時2分、城跡入口の駐車スペースに到着。
 入口の案内図を見て、あらためて山登りは無理という気持ちが強まる。
郡山城案内図   本丸への入口
郡山城案内図   本丸への入口
 昨日の福山城の桜は満開手前の9分咲きという感じだったが、今日は満開になっている。 そんな入口の写真を撮って吉田郡山城の訪問は終了。