【旅日記:2018年6月27日(水)】
柏市 → 北海道松前町 → 函館市
6月~9月の間にとれる3日間の夏季休暇を使っての北海道旅行が始まった。
4時40分起きで朝食を摂り、身支度を済ませ家を出た。
5時29分、柏駅に到着。
さすがにこの時間は人影もまばら。
上野方面への快速電車が停まる3番ホームへすぐに降りた。
次の電車は、5時35分発の上野行。
旅に出る日が近づくと天候が荒れてくるジンクスを打ち破るかのように、今日は青空も見える。
朝方の風はまだ涼しく、心地よく電車の到着を待てた。
到着が僅かに遅れ、36分に発車。
5時44分松戸着。 30秒ほどの停車で発車。 「毎朝の通勤時にはあり得ない停車時間」と驚いた。 5時33分北千住、55分南千住、58分三河島、6時1分日暮里と停車。 6時4分、上野駅11番ホームに到着。 この旅は、大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)を利用。 26,000円でJR東日本と北海道の普通列車のみらず特急の自由席にも5日間乗れる超お得なきっぷ。 6回まで指定席も取れるので、全席指定席の新幹線にも乗れる。 乗車日1ヶ月前にきっぷを買いにいったが、その時点で朝一番の新函館北斗行の「はやぶさ号」は満席で指定席券を取れなかった。 指定席利用1回となるが立席券で乗れるというのでそれを発行してもらった。 出発までに空席が出れば指定席券への変更も可能だということだったが、満席で座席に座ることは叶わず。 4時間強立ったままで過ごす覚悟を決めて、6時12分、新幹線改札を抜けた。
半ば習慣のようにB3階のトイレに立ち寄って、6時17分、19・20番ホームへ降りる。
立席券とはいえ、乗る車両が指定されている。
指定された6号車の乗車口近くにベンチがあったので、座り貯めとばかりに着席してはやぶさ1号の到着を待った。
6時35分、到着を告げるホームアナウンスがあり、20番ホームの6号車乗車口(前寄り)そばに移動。 6時37分、はやぶさ1号が入線してきた。 乗るとそのままデッキに立ち、社内には入らず。 6時38分、定刻に発車した。 実は一週間前に、JR東日本の空席案内でこの列車に空席との表示が出て土曜日に指定席への変更に行ったのだが、その時再び満席になっていた。 この間に指定席を取れたヤツが、今どこかの席に座っているんだと思うと怒りが込み上げてくる。 この精神状態・・・人を殺傷して「誰でもよかった」なんて言っている、身勝手な不満や怒りにまみれたゲス野郎の始まりなのかも。 怖い、怖い…他の事を考えるよう気分転換に努める。 旅行の始まりは楽しくてしかないはずなのに、疲れているのか?、はたまた若さが消耗しているせいか?。
6時57分、大宮停車。
7時20分、家から持ってきた新聞を読み始める。 出勤する電車でいつもやっていることなので、立って新聞を読むことに何の不自由もないと思いきや、デッキの照明が暗くてトンネルに入ると読みずらい。
7時47分、福島駅通過。
福島は35年前とは言え半年ほど住んだことがある。 仙台まで新幹線で20分程ということはその時から変わりないはずだし、近頃は上野~仙台は最短1時間半という事を知っていれば、この時刻の通過は福島だと計算できる。 駅通過直後に短いトンネル(信夫山)を抜けたことで確信できた。
7時53分、白石蔵王駅通過。
8時4分、仙台駅停車。 満席だったのは東京~仙台間だったはずだが、6号車前部のデッキに立つ人が3人から7人に増えた。 仙台を出ると、窓に雨粒がつき始めた。 しかし、小雨程度の模様。 昨夜の天気予報で、東北・北海道は雨と言っていたが、やっぱり外さないのね~~。 まあ、少しぐらいなら雨男としては仕方ないと思うが…ずっと小雨のままであってほしいと切に願う。 8時37分、北上駅通過。 通過前に減速していたので、駅名表示が読めた。 何のための減速だったのかは不明。
8時50分、盛岡駅着。
到着前の社内アナウンスで到着の遅れを詫びていた。
それにしても、デッキの社内放送は走行音とかで聞き取りにくい。
一緒に走ってきた秋田行こまち号を切り離し、8時52分、こまちの発車ベルが鳴りだした。 デッキにいなければ、聞こえないないんだねこれは。 盛岡で降りる人が多く、デッキ人口は4人に減少した。 盛岡あたりは雨が本降りの様相。
9時13分、二戸に停車。
デッキ人口4人に変わりなし。
間もなく八戸に到着との社内アナウンスが4分遅れで走っていると申し添えていた。 9時25分、八戸に停車。 停車前、ここで団体が乗るとも言っていたが、そのためか停車時間が少し長引き9時27分に発車。 上はTシャツ一枚の姿で家を出てきたのだが、周りの人はみな長袖を着ている。 なんか肌寒さを覚えて、八戸出発直後に長袖のボタンシャツを重ね着した。 9時39分、七戸十和田に停車。 二戸→八戸→七戸…順繰りに増えるんじゃないんだ~?
七戸十和田付近では、小雨になったようだったが、新青森を前に再び強まってきた。
9時54分、新青森に停車。
ここでも4分遅れで到着とのこと。
乗り降りが終わり、ホームに祭囃子風のメロディーが鳴り響く。 最初は発車ベルかと思ったがなかなかドアがしまらず、鳴り続く。 ここで降りた人を歓迎するために鳴らしているのかと思ったが、単に発車に手間取っただけで、やっぱり発車ベルだった。 9時58分、発車。 ご当地メロディを発車ベルにすると紛らわしいこともあるんだ。
青森からはデッキに私一人。
7号車のトイレに行って、10時6分、6号車デッキに戻る。
10時11分、奥津軽いまべつ駅に停車。 13分に発車。 程なく、ドアの窓から見える上りの線路が3本レールになった。 青函トンネルは在来線の車両と新幹線車両がともに走れるようレールが3本になっている。 駅を出て6つ目のトンネル(10時16分突入)がやたら長く、青函トンネルと確信する。 10時22分と10時32分にプラットホームらしきところを通過。 10時40分に長が~いトンネルを抜けた。 青函トンネルを抜けた後にもいくつかのトンネルを抜け、上り線が2本レールに戻った直後の10時47分、木古内駅12番ホームに到着。
ホームから階段で改札階に降りる。
連絡通路を経て、いさり火鉄道側の駅舎側の出口を通り抜ける。
10時53分、松前方面バスのりば着。
小雨が降っていたが、駅舎とバスのりばの間に屋根付きの通路があって傘要らず。
直近の松前ターミナル行は11時10分だったので、のりば隣接のお店をのぞく。
10分程で見飽きてのりばに戻った。
11時5分、バスが来た。 後が乗車口で前が降車口。 Suica支払に対応していて、整理券を取らずにSuicaタッチで乗車。 一人掛けのシートに着席。 思えば、上野駅のベンチを立って以来の着席。 ちょっと腰が痛い気がした。 11時12分に発車。 乗客は5人。 11時20分、右手に海岸線が出現。 海沿いは風が強く、草が激しくなびいている。 だんだんと天気が悪化している気がしたが、街中に入るとそれほどでもない。 12時、雨脚が強まり最悪の天気。 このままだと松前城でずぶ濡れになると不安が膨らむ。 12時4分、福島商業高校前バス停で初めて一人の乗客が降りた。 一人乗ってきたので、乗客数は変わらず5人。 ただその後、福島町内では乗客の乗り降りがややあった。 福島町内通過中に何ヶ所かで「千代の富士」の出身地というアピールを見かけた。
家から持ってきたおにぎりを食べ終えた直後の12時12分、バスのワイパーが止まった。
雨量の変化に一喜一憂している。
福島町を過ぎると、海岸すれすれの道が多くなった。 白波が立っている寒々しい風景が間近にあり、ちょっと恐怖心を覚える。 上野を発ってからまだ6時間足らずだが、強烈な最果て感が漂っている。
12時41分、松城バス停着。
波が高かったら海水を被るんのだろうという海岸至近のバス停。
到着の5分程前からバスのワイパーが再び動き出し、濡れるのを覚悟したけれど、着いてみたら傘なしでも我慢できる程度の小降りだった。
道の反対側に木古内方面のバス停があり、そこで帰りの時刻を確認し、12時45分に松前城に向かって歩き始めた。
12時50分、松前城がある松前公園に着く。 松前城訪問のレポートはこちらをご覧ください。 13時35分、天神坂下からバス停に向かって歩き始めた。 坂下の細道から大通りに出たら、向かいにセイコマートと北洋銀行が並んでいた。 北海道らしいと、つい写真を撮ってしまった。
13時38分、松城バス停に到着。
木古内行のバスは14時29分で、まだ50分程待たなければならない。
待合室のベンチに座り、パソコンでのメールチェックして返事を書き終えたら14時5分になっていた。
パソコンを片付けて待合室の外の景色(海)を見ると、冬に戻った気分を味わえた。
しかし、外に出てみると風は案外暖かく、視覚と肌感覚のギャップに戸惑いを覚えた。
寒くもないし、雨もポツポツだったので待合室に戻らず、外でバスの到着を待つ。
ずっと外に居たら、さすがに肌寒い気がしてきた。
やっぱり、半袖はまだまだ無理な温度。
14時29分を過ぎたがバスは来ない。 3分遅れでやって来た。 ここで5人乗せて発車。 往路のバスは天気が気になってしようがなかったが、城訪問が終わり天気は全く気にならず。 気になったのは、バスの空きよう。 立っている人ゼロで儲かってるのだろうか。 「本数が減ったら百名城巡りで松前城を尋ねるのが大変になるよな~~。」なんて余計な心配か…。 これも訪問が済んだ気持ちの余裕。 16時2分、木古内駅前着。 待合室でのパソコンを立ち上げた時に新幹線時刻もチェック済。 16時22分の新幹線に乗るのにちょうどよい到着時刻。 16時4分、木古内駅新幹線改札前に着いた。
お手洗いに立ち寄ってなお時間に余裕があったので、みどりの窓口の時刻表で五稜郭到着時刻を確認。
16時11分、函館北斗方面の12番ホームへ上がった。
新幹線を待つ間に、4分遅れて到着見込とのアナウンスが流れた。
上野からここまで乗ってきた新幹線も4分遅れだったし、その遅れが定刻のようだ。
16時25分、新函館北斗行が到着した。 4号車前よりのドアから乗り、最前列20D席に着席。 16時26分、木古内発。
16時37分、新函館北斗12番ホーム着。
到着ホームの写真を撮り忘れ、降りるなり乗換えの1番ホームへ向かった。
16時41分、1番ホーム着。 すでに、「はこだてライナー」が入線していた。 3両編成の真中の車両に乗って着席。 新幹線からの乗換えに戸惑っている人がいたのか、「乗換え確認中」との社内アナウンスがあって2分遅れの16時47分に発車。 17時4分、五稜郭で下車。 新函館北斗から4っつ目の駅。 夕方になったせいか、本格的にひんやりとした風が吹いている。 改札を出で、みどりの窓口で明日の旅程のダイヤを調べ、17時17分、駅を出て今夜泊まるホテルに向かって歩き始めた。
あらかじめ印刷しておいた地図を頼りに進む。
もう雨が降る気配はなく、歩きは楽々だが、間違った道に進んでいないかという不安は付きまとう。
五稜郭タワーが見えてくると方向感覚を持って歩けるようになり不安はゼロに。
街の造りが良く出来ているためか、一度も迷うことなく、17時55分、ホテルエスパルに到着。
夕食は近くにコンビニで買ってきたもので済ませる。
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