【旅日記:2018年6月28日(木)】
函館市 → 釧路市
 6時30分に起床。 朝食付きだが、7時からなので、しばらくテレビを見て過ごす。 6時55分に1階レストランに行ってみたら開いていた。 質はまあまあの定食だけれど、ごはんのお替りができず量はやや不満…。 7時15分、食べ終えて部屋に戻った。 それから荷物をまとめ、7時29分にチェックアウト。 フロントのカウンターに地元新聞が置いてあり「ご自由にお持ちください」とあったので一部もらった。
泊まった部屋から見える景色   五稜郭タワーを下から見上げる
泊まった部屋から見える景色   五稜郭タワーを下から見上げる
 今日は雨の心配はない天気。 長袖でちょうどいい気温。 迷うことなく五稜郭公園へ行けた。 なにせ、ランドマークのタワーを目指して歩けばいいのだから。 7時42分、五稜郭公園着。

 五稜郭訪問のレポートはこちらをご覧ください。

 9時5分、訪問を終えて五稜郭駅を目指して歩き始めた。 直後の交差点で、堀の写真を撮影。 五角形という日本では珍しい形の城郭だけど、地べたを歩き回っているだけだとその特徴を実感するのは難しい。
裏門橋側道路の交差点からの堀   五稜郭駅
裏門橋側道路の交差点からの堀   五稜郭駅
 9時36分、五稜郭駅に到着。 その数分前に、手前から駅を撮影。
 駅に着いたらまず、札幌方面特急電車の発車時刻確認。 次は、10時10分発のスーパー北斗7号。 みどりの窓口で乗換え列車を調べると、釧路行きはスーパーおおぞら7号で、札幌まで行って乗換えることも可能だった。 始発で乗換えた方が自由席で座れる確率は高い…。 しかし、JR北海道なだけに東日本ほどの信頼性はない。 何が起こるかわからないから、南千歳乗換えのほうが安全か?…と迷う。 まあ、南千歳まで3時間以上の長旅だし、札幌まで行くかはその間に決めることとする。
 一旦、駅舎を出て近くの自動販売機でウーロン茶ペットポトルを買ってきた。 その後、待合室のベンチに座り改札開始を待つ。
 10時ちょうどにスーパー北斗7号乗客の改札が始まった。 すぐに改札を通り、5番ホームへ移動。 昨日降り立った4番ホームには貨物列車が停まっていた。
五稜郭駅5番ホーム
五稜郭駅5番ホーム
 函館始発の列車は10時10分直前に入線してきた。 6号車自由席車両に乗ったが、すでに6人もデッキに立っている人がいて、中は満席の模様。 座るのは諦めて私もデッキに立つ。
 新函館北斗駅到着直前、中から数人、降りる人が出てきたので座れるだろうと車内に入ってみたら、出てきた人数以上に空席があった。 デッキの人たちは、新函館北斗で降りるのでそこに留まっていたに過ぎなかった。 すぐに諦めず、車内を見に行けばよかった。
 二人掛けシートがまるまる空いている11列C・D席の窓側に着席。 10時25分、新函館北斗に着くとゾロゾロと人が降りて行った。 ここで乗ってくる人も多かったが、私の隣の席は埋まらず。
 10時35分、大沼公園駅に停車。 中国人らしい風体の人たちが何人も降りていく。 そういえば、車内アナウンスも日本語・英語・中国語の順で三か国語で流している。
森駅発車直後の車窓
森駅発車直後の車窓
 大沼公園駅の発車直後から、チエックアウトの時にもらった「函館新聞」を読み始めた。 「どローカル」なネタに興味半分、どうでもいい半分…。
 10時53分、森駅停車。 海岸そばに建つ駅で、ここ以降ずっと海岸線を列車は走っていく。 12時23分に東室蘭に着いたが、その少し前まで海岸沿い走行が続いた。 暇つぶしに、各席に置いてあるJR北海道の雑誌を見ていたが、後ろのページに北海道地図があり、森~室蘭は内浦湾沿いに敷設された路線であることを知った。 円周の3/4を辿るような遠回りに呆れてしまう。 森と室蘭を直線の海底トンネルで結べば、距離は1/3程に短縮できる…が回収できない投資か。
 13時15分、南千歳駅4番ホーム着。 やっぱり、札幌に着くまでに人身事故がないとも限らないリスクは取れず、ここで降りる。
南千歳駅4番ホーム   南千歳駅改札口
南千歳駅4番ホーム   南千歳駅改札口
 乗換えのスーパーおおぞら7号は、14時48分発。 時間はたっぷりある。 改札を出てまずは、昼食を調達…という目的で駅周辺の探検。 13時23分、北口を出た。
南千歳駅北口   南千歳駅北口の風景
南千歳駅北口   南千歳駅北口の風景
 バスのりばがあるだけで、お店は見当たらない。 千歳空港が近く、割と大きく見える飛行機が頭上を越えていく。 すぐに引き返し、13時27分、南口を出る。
南千歳駅南口   南千歳駅南口の風景
南千歳駅南口   南千歳駅南口の風景
 こちら側は幅広の道路があるだけでお店はなし。 これまたすぐに引き返し、改札そばのKIOSKでパンとおにぎりを買った。
南千歳駅KIOSK
南千歳駅KIOSK
 レジで私の前に支払をした人には「大人の休日倶楽部きっぶをご利用だと10%引きですが、お持ちですか?」と店員が、聞いていたのに、私には聞いてくれなかった。 このきっぷを買える年齢には見えなかったんだね…と好意的に受けとめ、何も言わず定価で支払った。
 改札前のベンチに座り、買った物を食べ、その後そのまま休憩。 しばらく休むと、大人の休日倶楽部は6回指定席を取れることを思い出し、ここで1回使っちゃうことにする。 13時53分、改札口とほぼ一体の対面きっぷ売場で、南千歳→釧路の指定席を申込んだ。 あと数席しか残っていないという混みようで、通路側しか取れなかった。 この分じゃ、自由席は満席だろう。 指定を取る気になって良かった…とつくづく思う。
 車窓は楽しめそうもないが、着席できることは確実になったことだし、大人の3時のおやつと洒落込むことを思い立つ。 14時30分、KIOSKでサッポロCLASSICレギュラー缶と柿ピーを調達。 今度も大人の休日倶楽部きっぷのことは尋ねられなかったが、自己申告して割引いてもらった。
南千歳駅1番ホーム
南千歳駅1番ホーム
 14時37分、改札を抜けて釧路方面の電車が出る1番ホームに降りた。 ビールを揺らさないよう、気を使って歩いている我を滑稽に思いつつ、指定が取れた2号車の停車位置を探しながら移動。
 14時49分、スーパーおおぞら7号が入線してきた。 4番C席なのだが、反対側の乗車口から乗ってしまい、車内の狭い通路で大きな荷物を引きづって乗ってきた人とのすれ違いに苦労しながら指定の席にたどり着いた。 隣の窓側の席には、私と同年代だろうと思われるスーツ姿の男性が座っていた。
 14時52分、南千歳席を発車。 定刻から4分遅れ…だけど、遅れなんて眼中になし。 頭の中はCLASSICでいっぱい・・・。 3時に若干フライングだけど、プルトップを引き起こして引っ張る。 「プシュ!!」と至上の音が鳴る。 勤務時間であろう隣席の人に申しわけなく思いつつ、口に流し込む。 ヒェ~~、うまい!! 一缶一気飲みしたい欲望を抑えて半分残す。 喉に浸みる旨味も口内に残る苦みもたまらなく好い。 その後は、柿ピーと交互にチビチビと消費していき、CLASSICは15時6分に全部蒸発。 その時に半分ほど残っていた柿ピーも15時15分に完食。
 僅かのビールにもらった幸福感にしばらく浸っていたら、気力が湧いて来た。 猛烈に溜まっていた宿題を片付けたい気分になり、16時前からパソコンに向かい出した。 18時過ぎまで2時間以上、集中力が途切れることなく取組み、一気にToDoを消化できた。 気がかりだったことが片付き、疲れた気分も吹き飛ぶ。
 帯広で隣席の人が降りていたので、釧路到着30分前頃からは車窓を流れる景色を見ていた。 のどかな風景を見ながら、ふと思った…「釧路では、ものの言い方に気を付けよう…」と。 「釧路失言(湿原)」なんちゃって。 このテンション、半端ないって~~!!
釧路駅着十数分前の景色   釧路駅1番ホーム
釧路駅着十数分前の景色   釧路駅1番ホーム
 18時39分、釧路駅1番ホーム着。 改札を出た先に売店があり、何気に中を覗いたところ、お土産を買うのに十分耐える品揃えだった。 手ぶらで帰れない問題も解消の目途が立ち、今日は旅を楽しむ環境が一気に整った日だったな~・・・が、それは旅立ち前に整えておくべきことだ。
釧路駅   パルーデ釧路
釧路駅   パルーデ釧路
 18時55分、今日と明日2連泊するパルーデ釧路に着いてチェックイン。 303号室がアサインされていた。
 素泊まりなので、夕食と明日の朝食を調達しなければならない。 ネットで最寄りのスーパーマーケットを検索。 徒歩10分くらいの所にAEONザ・ビック川北店があることがわかり、買い出しに行く。 20時頃に遅めの夕食を済ませ、後は、テレビを見ながらのくつろいだ夜を過ごす。