【2011年9月24日 川越城訪問レポート】
本丸御殿
本丸御殿
 小江戸巡回バスは本丸御殿御殿に横付けしてくれる。 降りると目の前に建物がある。 手入れが行き届きすぎて、外観からは江戸時代からあるものだという重みが感じられない。 昭和初期に建てられた公民館にでも来たという程度の気軽さである。 入口で靴をぬぎ、中に入ったところで入場料を徴収している。 百名城のスタンプはここに保管されている。
家老詰所
家老詰所
 建物内部には、各部屋の江戸時代の用途の表示や展示物があり、ここで一気に何百年前にタイムスリップした感を味わえる。 特に、家老詰所で侍姿の人形が何やら評定をしているところでは、江戸時代風情に感動して写真撮影してしまった。 帰ってから写真をよく見たら、行燈の電気コードが写ってることに気付き、少しガッカリしたりするのだが・・・・。
 本丸御殿を出た後、向かいの三芳野神社の境内を少し散策してから市立博物館へ向かった。
川越市立博物館
川越市立博物館
 本丸御殿の入口で、市立博物館と蔵造り資料館もセットになったチケットを買っておいた。 博物館では、原始・古代、中世、近世、近・現代の4時代に分けた川越周辺の歴史と蔵造り職人や祭りといった風俗に関する資料が展示されている。 ビジネスは戦だとカッコつけている中年サラリーマンにとっての関心事は権力闘争であり、川越の歴史でも関東武士が勢力争いをしていた中世に一番興味を持っていたのだが、展示は江戸時代以降の近世と近・現代に力を入れているようだった。 観光の集客方針が小江戸だから仕方がないことか・・・。 仕事中心のサラリーマンほど、観光とは無縁になりがちだからね。
 博物館見学後、その隣にある和菓子屋「道灌」で道灌まんじゅうを買って一休み。 店の中と店頭の長椅子に座って食べることができる。 まんじゅうを食べるのだからお茶ぐらい出してほしかったな。
川越城中ノ門掘跡 入口   川越城中ノ門掘跡
川越城中ノ門掘跡 入口   川越城中ノ門掘跡
 市立博物館から市役所方面へ100m程行くと中ノ門掘跡がある。 城の掘は、ほとんど埋められているようで、中ノ門掘跡がかろうじて残ったかのように展示されている。